丸源ラーメン
丸源ラーメン肉そばカップ麺開発者スペシャル対談

20周年特別企画
丸源ラーメン肉そばカップ麺開発者スペシャル対談

開発のプロがタッグを組み初のコラボが実現!

――肉そばカップ麺が開発されるきっかけを教えてください。

加藤:丸源ラーメンファンのお子様から「田舎に住んでいて、なかなかお店に行けないのでカップ麺を作ってください」というお手紙をいただきました。そこでPR担当から日清食品様にご提案させていただいたのがきっかけです。

渡邊:丸源ラーメン様とはお付き合いはありませんでしたが、コラボ商品は以前から取り組みたいと思っていました。全国にチェーン展開されている丸源ラーメン様にお声掛けしても難しいと考えていましたが、ご連絡を頂きまして、何より私が何度もお店に通っているファンなので「ぜひやりましょう!」とお返事させて頂きました。

物語コーポレーション 商品開発部
副部長 兼 総料理長 加藤 祐治

――これまでコラボ商品を作ろうと計画したことはありますか?

加藤:ないです。日清食品様以外の企業様より何度かお声がけいただき試作までいきましたが、なかなか肉そばをはじめとした丸源ラーメンの味を再現するのは難しく、実は社内ではタブーでした。商品開発部としては、今回も厳しいだろうと思っていましたが、20周年という節目もありましたので、日清食品様にご連絡したら「うちの開発力でチャレンジさせてください」とおっしゃっていただけました。

渡邊:そこで看板商品の「熟成醤油ラーメン肉そば」(以下、肉そば)のカップ麺をご提案させていただきました。丸源ラーメン様からは「とにかく品質、味にこだわりたい」とご要望を頂きました。

――品質、味へのこだわりはどの部分でしょうか?

加藤:全てです。肉そばを構成する要素は、肉や熟成醤油の旨味と乳化した脂の甘みを感じるスープ、柚子こしょうおろしの風味など様々あり、それらをバランス良く表現できなければ肉そばではありません。

渡邊:その話をうかがい、お店に近い食感やスープがしみた豚バラ感を実現するために、一から新しい肉具材を作るところからスタートしました。

――新しく作ることはよくあるのでしょうか?

渡邊:あまりないですね。ただ、せっかくやらせていただくのであれば、こだわりたいと思い、試行錯誤を繰り返し具材だけで開発に5カ月かけた試作品を作りました。

――最初に試食された感想は?

加藤:正直、難しいだろうな……と。ただ、ここまで熱意をもって開発していただいたことは今までなかったので、日清食品様の本気を実感しましたね。

渡邊:肉具材の開発は難易度が高く、時間が掛かり、肉そばにとっても”キモ”の部分なので、この肉具材が完成しないと丸源ラーメン様にご提案できない。肉そばの肉感・食感・味わい・スープの染み込みなどを再現できる様になってからご提案しました。

日清食品 ビヨンドフーズ事業部 BtoBグループ
ブランドマネージャー 渡邊 豪

――スープはどういった部分を大事にされましたか?

渡邊:最初は醤油ラーメンの方向性から味作りを行いましたが、なかなかお店の味に近づけることができず。スープが一番苦労しました。

――どこがポイントでしたか?

加藤:一言では言い表せないのですが、たとえば乳化をすると味に厚みと深みが出てくる一方で 熟成醤油感が弱くなって、それは単純に醤油を足して濃くするのではでなかったり。丸源ラーメン開発チームは言いたい放題なので(笑)。

渡邊:(笑)。ディスカッションを重ねる中で大阪の肉吸いの味わいが開発のヒントになっているというお話を聞いて、 そばやうどん商品の開発者の意見を聞きながら和風醤油出汁つゆの方向性に変えました。そこから豚の旨味や甘味などをしっかり利かせ、 その後、熟成醤油のキレやほのかなニンニクのアクセントなどバランスを調整しました。

加藤:渡邊さんのこだわりがすごかったんです。終盤で「雰囲気がかなり近づいてきました」とお伝えしたのですが、ご自身が満足されていなくて。

渡邊:その頃は週に3回お店に行っていましたから(笑)。

加藤:その情熱に胸を打たれました。ここまでやっていただけるなら最高のものを完成させなけ ればいけないと思いました。

――スープにおいて最後の決め手は何でしたか?

渡邊:柚子の風味の立たせ方ですね。蓋を開けた瞬間ではなく、後味にほんのり香るように風味を加えて複雑な味を表現しました。

加藤:その引き出しは流石だなと思いましたね。

――そのスープに合わせる麺でこだわった部分は?

渡邊:カップ麺によくある「ちぢれ麺」ではなく、弊社独自の「ストレート麺技術」を採用し、 質を高めたノンフライタイプのストレート麺を肉そばのコシのある細麺に近い食感や小麦が香る味わいを再現しました。

――最終的に完成するまで試作品はどのぐらい作られたのですか?

渡邊:100パターン以上です。通常の3倍以上の試作量です。お話をいただいてから1年以上かけて完成しました。

――最終商品が完成した時、どのような気持ちでしたか?

渡邊:最終の提案が終わり、お見送りしていただいて、丸源ラーメン開発チームの皆さんが見えなくなった瞬間に、苦楽をともにした担当者と顔を合わせてガッツポーズをしたのを覚えています(笑)。今回のコラボカップ麺の開発は私一人の力だけではなく、日清食品と丸源ラーメンの両開発チームの徹底したこだわりがあったからこそ実現しました。本当に感慨もひとしおでした。

加藤:確かに達成感は凄かったですよね。お互いが妥協しなかったことでこのクオリティに辿り着けました。

――それでは最後に丸源ラーメンファンにメッセージをお願いします。

加藤:肉そばがかなり感じられる商品に仕上がっているので、丸源ファンの方が納得できるだけではなく、まだお店で食べられたことがない方でも楽しめる味だと思います。一人でも多くの方に肉そばの魅力を知っていただきたいので、様々なシーンで楽しんでほしいですね。

渡邊:肉そば特有の甘みや熟成醤油の旨味、香り、コクが一体となった世の中にないカップ麺が完成しました。その個性を存分に味わって、お店にもぜひ行っていただきたいです。

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